日本健康-永信堂接骨院は地域治療に貢献し、日本を健康な国にするため日々努力しています。

作業療法

作業療法の目的は、基本的な自立活動、日常的動作の習得、仕事やレジャー及びスポーツ活動を行う能力の向上が主な目的となります。

作業療法は、

感覚運動能力 (試合の状況感覚を働かせ運動させる能力)
認知能力 (試合の状況判断や、とっさの状況対応能力をさせる能力)
心理的能力 (メンタルトレーニングなどによる、恐怖心の克服ややる気の向上をさせる能力)

といった、たくさんの能力を協調させる必要があります。
これらの能力が一つでも低下すると、作業療法の成果に影響が出ます。
感覚運動能力が低下すれば、感覚、知覚、関節稼働域、筋力、筋肉の緊張、持久力、バランス感覚、器用さ、協調能力などに障害が発生し、認知能力の低下では、不注意、注意力散漫、集中力・判断力の低下、記憶障害、問題解決能力の低下などを引き起こします。
心理的能力の低下には、無気力、うつ、不安、無力感、やる気の減退、粘り強さの消失といった対応能力の低下といった症状が見受けられるようになります。
これらの事柄を考慮したうえで直接観察をし、色々なテストを実施、関係者から情報収集をしたうえで、作業療法のカリキュラムを展開してゆきます。
社会的環境(スポーツ種目別環境、コーチやチームメイトなど )や物理的環境(スポーツ施設照明の暗さ、トレーニング機器や設備の環境)に関する問題点もチェックしてゆきます。
まず手始めに機能障害を持った人が、自立した活動を行えるように日常の動作などをイメージした感覚運動能力を訓練します。日常動作に慣れてきたところで、より具体的に日常動作の中へ種目別動作などをイメージした感覚を導入してトレーニングを行います。
例)バレーボールなど球技のプレーヤーが、肩関節に炎症などを起こし、肩より上方へ腕を上げられない障害が発生した場合。頭上の棚などに物を載せることが困難な状態です。
壁伝いに掌を上げて行き、少しずつ前腕部を頭上に上げてゆきます。自発的運動では中々腕を上げる位置に変化が見られない場合などは、介助者が補助して訓練を行う場合もあります。
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スポーツリハビリテーションは?

スポーツ外傷・障害のある選手が治療を受けた後に、競技復帰するまでのリハビリテーションをスポーツリハビリテーションと呼びます。 目標とする競技レベルまでの復帰には選手自身・コーチや監督・治療家がプランを設定し治療家・トレーナー・家族の理解と助けを受けてリハビリを実施することになります。 スポーツリハビリテーションは3つの過程があり、リハビリを行うご本人の理解がもっとも重要です。 RICEによる即時ケア(故障直後の処置の基本、RICE処置について) -Rest(安静)、Ice(アイス)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)
-応急処置時に必要な4つの処置の頭文字をとりRICE処置と呼びます。 RICE処置を損傷直後に適切に行うことで、治癒を早め競技への復帰を早めることができます。 -Rest(安静) : スポーツ活動の停止受傷直後から体内で痛めた部位の修復作業が始まります。
しかし、患部を安静させずに運動を続けることでその作業の開始が遅れてしまいます。
その遅れが結果的に完治を遅らせリハビリテーションに費やす時間を長引かせてしまいますので、受傷後は安静にすることが大切です。
-Ice(アイシング) : 患部の冷却冷やすことで痛みを減少させることができ、 また血管を収縮されることによって腫れや炎症をコントロールすることができます。
-Compression(圧迫) : 患部の圧迫適度な圧迫を患部に与えることで腫れや炎症をコントロールすることができます。
-Elevation(挙上) : 患部の挙上心臓より高い位置に挙上をすることで重力を利用し腫れや炎症をコントロールすることができます。 痛みのコントロール -手技療法・温熱・電気などの物理的エネルギーによる刺激を身体に与える
-鎮痛,循環改善,緊張の改善(リラクゼーション)
可動域の回復 可動域を受傷前と同じレベルまで回復させることが目標
-プールなどでの軽負荷運動
-ストレッチや運動療法による治療
筋力の回復 -Isotonic(等尺性運動)以外の各種運動を行う(等張性運動・等速性運動等)
-筋瞬発力と筋持久力の回復運動治療
-関節の運動角速度を一定にした筋収縮を行わせる等速性運動療法
平衡感覚,固有受容器感覚,運動感覚の回復 -片脚起立・バランスボードなどによるトレーニング
-ゆっくりしたジョギングから8の字走、全力疾走へ段階的なトレーニング
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